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2018 | 2011 |
香取市新市場(にいじば)の神楽は、天宮(てんのみや)神社にて奉納されます。伝承の詳細は明らかではありませんが、江戸時代中期頃伝承された里神楽で出雲流に属して貴重なものとされています。昭和五四年に神楽親睦会を結成し、途絶えていた神楽が復活した。余興演目も多く、中でも「鳥刺し」は絶品。香取市の無形民俗文化財に指定されています。演目:「馬鹿囃子・砂切・布舞・幣の舞・鈴舞・怒り・剣舞・鳥刺し・おかめひょっとこ・鬼・鍾馗・医者と看護婦・まどうまい」。なお「まどうまい」は「和藤内(わとうない)」(虎退治の演目)の呼び名がなまったものと考えられる。◆天宮神社から程近いところにある公会堂(阿弥陀堂)で準備を整える。午前十時三十分頃に天宮神社の入口まで、軽トラで獅子頭、太鼓などの道具を運ぶ。荷物をおろした場所で、開始の下座である砂切(さんぎり)を演奏して開始する。その後、大胴、締太鼓をかかえながら馬鹿囃子を演奏し、境内へ練り込む。社殿を時計廻りに一周後、神楽の舞方、下座の人は社殿前に並び神事が行われる。神楽の最初は獅子の布舞、次に幣束舞、鈴舞の順に舞う。最後は、獅子の布の中に大勢の人が入り、威勢よく舞うおこりが行われる。
新市場神楽 春祈祷
平成二三年五月二二日 当日次第
※午後からの余興・当番宅・村廻りは廃絶