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獅子舞の起源は、さだかではないが、民俗的には、村、土地の生活をおびやかす悪霊を圧ししずめる強力な霊物としてシシという獣類を考えたことが、獅子の芸を伝承させる原因となっており、遠来の神である獅子が他界から来訪して、村里を祝福するという意味の信仰を芸能の形にあらわしたものであるといわれている。その発達は、平安朝前後に興った御霊信仰、念仏踊りに関係があり、村に災厄をもたらす悪霊、亡魂の類を踊りに巻き込んで、更に太鼓や鉦によって、村の外に追い払い、清めようとする心境が、この伝承を支えていたもののようである。関東及び千葉県下の同類型のものから考えると、北辺田の獅子舞は、15世紀頃には始まっていたのかもしれない。村里の家々を巡回し、幣を振って悪魔を祓い、家族安泰をはかり、五穀豊穣を祈るものとして、大きな村の行事とされてきた。舞う人は、部落の青年男子から選定し、継承されていく。昭和49年3月14日『北辺田獅子舞保存会』が発足され、北辺田獅子舞を郷土の民俗芸能として末永く保存し、舞い伝えていこうとしている。
北辺田獅子舞
栄町には二つの三匹獅子舞が伝わっている。
あまり栄町の羯鼓舞は注目されないが、龍頭の装飾には“紅丸・黒丸・宝珠”が付けられており、
県内の羯鼓舞では、あまり見かけない龍頭を使用している。
舞の時間は40分程度で鳥居から駆け足で拝殿前まで行きます。
その後に一匹ずつ舞いケンカをするしぐさをします。