房総の祭事記 〜千葉の郷土芸能と民俗行事〜 モドル ホーム

白子神社御田植祭'11

白子神社の春祭の主要儀式として伝承されている五穀豊穣を祈願した民俗芸能です。
神の田になぞらえた大太鼓を氏子総代人が囲むなか、
神主・田耕人・早乙女・田植歌手・牛子たちが稲田の種まきから田植えまでの諸作を古式ゆかしく演じます。
また、神社へ続く境内では、苗木などの出店もたちます。

白子神社御田植祭


【口上:謡初の儀】
塊(つちくれ)をなほこまやかに砕けとて
「数えの馬秋に八束穂(やつかほ)の稲」(一同くりかえし)
芽出多芽出多の若松様よ
「枝も栄えて葉も繁るよ」(一同くりかえし)
【口上:誓の儀】
五穀豊穣、産業育成、受けたもう…
「おー」(一同)

■一粒万倍御種錢について
関東地方の三大田遊び(千葉県香取神宮・東京都徳丸北野天神社・千葉県白子町)の一つに、かぞえられる白子神社の御田植祭は五穀豊穣・産業育成の古式ゆかしい伝統ある祭典です。祭儀の最中に神主(神の依代)によって播かれる種籾を稲穂の印の錢貨に代えて御神前にて清祓をしたものがこの御種錢です。金庫や財布等に納になりますことを祈念してお頒ち申し上げます。

奉納日:3月 第1土曜日 10:00〜10:50-祭典 13:00〜14:00-御田植神事(練習・本番)
伝承地:千葉県長生郡白子町関5364 白子神社