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2010 | 2004 |
貴船神社は「通称・うちかんさま」と呼ばれ、地域の人々に親しまれています。祭神は譽田別命(ほんだわけのみこと)・高龍神(たかおかみのみこと)・猿田彦命(さるたひこのみこと)を祀っています。天狗は祭神の猿田彦命(さるたひこのみこと)を模している。十一人衆とは「天狗一人・天狗の介添え一人・提灯二人・旗二人・太鼓二人・賽銭箱二人・榊一人」で行われる。人数が最低十一人必要であるため、代々この人数で行われている、由来等はわからない。二体の龍頭は祭神の高龍神(たかおかみのみこと)の化身として、天狗十一人衆に続いて浜萩集落を練り歩く。高龍神は水を司る神である、貴船神社の本宮は京都にある。宵宮は東町、仲町、西町の三台の笹万燈(小型屋台)が夕方から町内を巡行し、町内は祭一色となり、海水浴・観光客で大変な賑わいになります。本祭は近年では一日に短縮されています。本祭は神社から出す宮出しの際の天狗十一人衆と獅子巡遊の行列は必見です。神輿の町内渡御に続いて深夜再び貴船神社に納める御社入れが行われます。御社入れの時、境内では火が焚かれ、一帯は幻想的な雰囲気に包まれます。
浜荻の獅子巡遊神事
◆房州外房・浜荻集落の祭りである。神社の目の前は海原が広がる、漁師の大漁祈願と区内の安泰を願う。午前十時四十五分頃、神輿衆が木遣りを唄いながら、参道を進み拝殿前に安置してある神輿まで行く。そして、境内で威勢良くモミサシを繰り返す。次に、神を導いたサルタヒコの“天狗十一人衆”が境内から出発する。その後に子供達が主役の“お頭巡遊神事”が移動を始める。最後に神輿衆が出発し区内を廻る。仲町・西町が一緒に所有する黒漆の獅子頭。東町が所有する金色の獅子頭。◆県内で獅子頭を持って区内を巡遊する祭事は、木更津市と旧天津小湊町の浜荻地区でしか今日では存在しない。かつて行動系の獅子舞は他の地域でも見られたが、大人数で行う都合上、人材不足で休止してしまった地域もある。獅子の神霊力で神輿の前に区内を浄化する形は、木更津市の八剱八幡神社例大祭の折に見られる行動系の獅子舞と同じである。君津市清和市場
諏訪神社にも行動系と思える獅子頭を祭事の期間中に展示してあるのを見かけた。
※年番区:仲町[2010黒] 恵車[2011×] 西町[2012黒] 東町[2013金] 仲町[2014黒]
※恵車地区が当番区の年は『獅子巡遊神事』は行われない。