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2014 | 2009 |
南北朝時代永和二年(一三七六年)創建と伝わる内黒田熊野神社(旧熊野三社大権現)で行われる「内黒田はだか参り」は、数百年の歴史を持ち、五穀豊穣と無病息災を祈願する伝統神事です。日本古来の山岳信仰と神道、大陸からの密教・陰陽道が融合して生まれた「修験道(修行・呪術)」の流れを組むと考えられています。氏子男性の“裸坊”が、焚き火の側で水をかけ合い身を清め、鳥居と拝殿の間を七往復します。そして、水に浸した長さ約三〇センチメートルの稲わらの束を拝殿へ三本投げこみ、散らばった形の様子でその豊凶を占い祈願します。また、鳥居脇に焚かれる“かまやき(焚き火)”にあたると、その年は無病息災になると伝えられています。その後、“中入り”という休憩・暖をとり、地区の女性たちが太巻き、おはぎなどの地元料理を裸坊に振る舞います。続いてさらに五往復し、最後に本堂を三周したあと、神社総代の胴上と北辰妙見信仰の名残りと考えられる当社伝統の“妙見締め”で終了します。
内黒田はだか参り
神社付近は駐車可能なスペースはありません。
比較的に広い場所で駐車可能な場所があるのは市営霊園周辺となります。
市営霊園は「午前8時30分から午後5時まで」開園ですので、駐車は霊園内部より周辺道路の方が良い。
※周辺探索で見つけた不思議なもの。これは月山信仰(出羽三山)による呪術的なお守り(魔除)だと思われます。