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小戸の初午祭りは口碑の上では江戸時代後期から行われてきたとされる。初午祭には獅子神楽舞、小歌踊りなどの芸能が奉納されてきた。しかし、昭和にはいり戦時中は中断しており、昭和二二年に復活している。そして、昭和五一年から五五年まで中断した後、昭和五六年に五年振りに復活。さらに、昭和六〇年に館山の市民センターで一部が演じられた後、再び中断していて、平成元年、八年振りに再興を遂げた。それ以来、平成四年には三年毎に実施する事が決まり、平成七年に笛と漫才が復活したという経緯をたどっている。初午祭りは稲荷神社の祭礼である。祭礼当日は二日にわたって奉納芸が演じられる。初日は山祭りと呼び、祭典のあと稲荷神社の境内に架設された舞台で「神楽獅子舞」をはじめとして「鳥刺し舞」「三番叟」などが演じられる。演目のなかには「小奴」「大奴」や「野毛の山」「かっぽれ」に「伊勢音頭」、「おかめ前立ち」や「狐おかざき」に「漫才」や「玉獅子」などの演目もあり、「鬼鍾馗」や「院長薬盛」の神楽狂言も加わるなど多彩な芸能が演じられる。二日目を浜祭りと呼んでおり、海岸に架設した舞台で前日同様の芸能が奉納される。初午祭りに奉納される芸能には、近隣地区の奉納芸に匹敵する内容豊かな演目が継承されており、民俗芸能として貴重なものもあって、その資料的価値は高い。《広報白浜 No.284 平成十七年四月一〇日発行 白浜町役場企画観光課》
小戸の初午 山祭り
平成十九年三月三日 当日次第
稲荷神社(通称、小戸の稲荷さま)に於いて、三年毎の五穀豊穣を祈願して、お踊りが奉納されます。
雨天の場合は両日とも「自然休養村管理センター」で開催。
元来は毎年三月一・二日に行われていた。現在では三年毎の三月一日直近土日に行われている。
※このページ上の画像は二〇〇七年三月三日に撮影された写真です。