大山高蔵神社例大祭'04

高蔵神社の例大祭は千葉県鴨川市の大山地区全域で行われる祭礼です。昼間は宮立（釜沼･金束･奈良林･平塚･古畑･佐野）、大人神輿（金束･奈良林･平塚）、子供神輿（釜沼･古畑･佐野）が大山の中心地、大山不動尊の境内に集結します。中でも大人神輿が不動尊の“崖の階段”を引き上げられる場面は多くのカメラマンがシャッターチャンスを狙います。また、雨乞い祭りの伝統を残す、雨太鼓（奈良林･平塚）が打ち鳴らされる。夜まつりでは、屋台六基が太鼓と笛の音を響き渡らせながら大山小学校校庭に集結し、校庭で引き廻した後、各屋台の独特の「飾り」を披露し、約一五〇発の花火が打ち上げられ多くの見物客を魅了します。

日本の棚田百選・大山千枚田がある鴨川市大山地区午前十時に六地区（釜沼・金束・奈良林・平塚・古畑・佐野）が大山不動尊の境内を目指す。仁王門から不動堂へと通じる崖の石段を最初に年番の宮立（神楽櫃）が登り始める。宮立はそのまま、山頂にある高蔵神社へ向かう。そして、大人神輿は急勾配の石段を登り不動尊前庭を練り歩き、不動堂へ神輿を入れて、不動明王に挨拶をする。一基の神輿が練り歩きを終えると、次の神輿が急勾配な石段から引き上げられ、そして練り歩く。午前十一時、不動尊境内で神輿が練り歩きを見せている頃、山頂の高蔵神社では当番区の神楽奉納が行われる。不動尊の境内では、雨太鼓を打ち鳴らし勇ましい神輿の掛け声が村里に響き渡る。当番区の獅子舞奉納が終わる頃に最後の神輿の引き上げが行われ、六地区の宮立･神輿が不動尊境内に集結する。
※二〇〇九年（平成廿一年）から八月初旬土曜日の開催となりました。